FINAL ANSWER認定動物病院になりました

北広島市、恵庭市、千歳市、岩見沢市、札幌市の皆さんこんにちは。きたひろ動物病院です。

犬アトピー性皮膚炎(canine atopic dermatitis:CAD)は最も頻繁に遭遇する、ワンちゃんの体に炎症や痒みを引き起こす皮膚疾患です。発症したばかりの頃は症状が軽度でも、時間の経過と共に悪化することが多く、時には眠れないほどの強い痒みを伴うことがあります。

CADは遺伝的な背景や免疫要因、生活環境や皮膚バリア機能の低下など、様々な原因が複雑に絡み合って発症します。そのため完治させることは難しく、長く付き合っていく必要がある疾患です。

目次

診断

CADだと診断するためには次の項目を除外する必要があります。

1. 外部寄生虫(ノミ、疥癬、ニキビダニなど)
2. 皮膚微生物感染(膿皮症やマラセチア皮膚症 ※CADと併発することも多い)  
3. 皮膚食物有害反応(食物アレルギー)  

これらを除外するために、寄生虫や細菌などの感染対策や除去食試験を実施していきます。

治療

CADは様々な要因が関係しているため、いくつかの治療法を組み合わせることで皮膚症状が改善しやすくなります。
痒みを抑える薬やスキンケア、脂肪酸製剤などに加え、「腸活」が症状の緩和に有効である可能性があります。

腸活

皆さんは腸活をご存知ですか?

腸は第二の脳とも言われ、心身の健康に密接に関わっている重要な器官です。ヒトでは腸内環境を整えることが精神的にも身体的にも様々なメリットがあることがわかっています。

近年、犬や猫でも腸内細菌が体にとって重要な働きをすることがわかってきました。その一つが「腸皮膚相関」です。CADの子は皮膚常在菌の多様性が低く、ヒトではアトピーの乳児は腸内細菌の多様性も低いことがわかっています。腸内細菌のバランスが悪く腸管のバリア機能が低下すると、炎症を抑える免疫細胞の働きに影響が及び皮膚炎を起こす可能性があると言われています。

皮膚の健康は腸の健康と深い関わりがあるのです。

FINAL ANSWER No.1 〜腸内環境改善サプリメント〜

腸内環境を整えるのには、プロバイオティクス(善玉菌)とプレバイオティクス(善玉菌を増殖・活性化させる)を両方取り入れたシンバイオティクスがお勧めです。

当院では既にシンバイオティクスを取り入れてきましたが、この度、皮膚や全身の健康維持のために開発されたシンバイオティクスサプリメント 「FINAL ANSWER No.1」を新たに導入いたしました。

FINAL ANSWER No.2 〜皮膚の恒常性維持のためのスキンケア製品〜

皮膚常在菌のバランスを改善してくれるスプレータイプの製品で、保湿剤としてもお使いいただけます。

スキンケアや腸活などで皮膚を多角的にケアしていくことで、皮膚症状の軽減や、副作用が懸念される薬の減薬、発症予防などが期待されます。ぜひ一度トライしてみてください。

今後、腸活についてのより詳しい情報をお伝えしていきますね。

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