北広島市中央の動物病院、きたひろ動物病院です。
「健康診断での尿検査はなんのためにやるの?持ってきてと言われたけどどうやって取るの?」と困ったことはありませんか?
尿は、実はとても多くの情報を含んでいます。
今回は採尿方法についてまとめましたので、参考にしてみてください。
尿検査でわかること
尿検査をすることで、たくさんの病気を検出することができます。
例えば
・結晶が出ていないか(尿石症)
・細菌や炎症細胞が出ていないか(膀胱炎)
・濃い尿がつくれているか(腎臓病)
・尿糖がでていないか(糖尿病)
などがわかり、血液検査だけではわからない情報も含まれています。
特に猫さんの場合、病院へ連れて行くことにハードルを感じている方も多いと思います。その場合でも、尿検査をすることでかんたんな健康診断になるのでおすすめです。
ご自宅での採尿方法
・ペットシーツを裏返す or ラップやビニールを敷く
または
・紙コップやおたまで直接キャッチする
↓
採取した尿を醤油差し(お弁当用)などで吸い、冷蔵庫内や保冷剤とともに保存
上記で採尿が難しい子は当院でウロキャッチャーをお渡しすることも可能です。ご希望に応じて醤油差しもお渡しできますので、お気軽にお声がけください。
採尿の注意点
・ご来院される当日に採尿した尿が望ましいです。採尿から 3時間以内にご持参ください。
*難しければ冷蔵保存してください。
・最低でも 1ml の尿をご持参ください
・お散歩時、地面についたものを採取した場合、正確な数値を測れないことがあります。
・醤油差しは新品のものをご利用ください。
健康診断以外でも、尿の色がいつもと違う・量が違う・トイレに何度も行くが少ししか出ていない、などの症状がある場合は尿を持参して来院いただくと、スムーズに検査することができます。(必要に応じ病院での採尿を提案する場合もございます。)
自宅で採尿ができるように、健康なうちから練習しておくのも良いかもしれませんね。